予測する心
ヤコブ・ホーヴィ[著]
佐藤亮司[監訳]
本書は2013年に<ヤコブ・ホーヴィ>による、"The Predictive Mind"の全訳である。
「メカニズム(因果推論・予測誤差最小化)」「下界(不安定な予測)」「心(注意、知覚的統一)」と3部に渡り丁寧に肥沃な内容が演繹的に書かれている。
化学的、数学的であり、形而上学的でもあり、大した代物だった。
「予測誤差最小化」ついて非常に興味深く、思考を深める度、問題は循環した。。
須磨寺の住職さんの説法を聴く事を日課にしているのだが、その中の【真空妙有】を読んでいる中、思い出した。
巻末の「監訳者解説」があって助かった。理解を深める事ができた。
今後、AIは凄まじく発展していくだろう。
シンギュラリティもそう未来の話ではなく、もう通過しているかもしれない。
『知覚とは、感覚入力の原因を推論する仕事である。
この妙技は、脳を通じて断層的に繰り返される予測誤差最小化メカニズムによってなされている。』
『なぜ自殺する人がいるのか。それは、自殺が彼らにとって驚きを最小化するやり方だから。』
『自己は行為者性と結びついた感覚の軌跡なのだ。』
『私たちの外界についての知覚経験は、自身の現在の感覚入力を予測する試みにおいて生じる。この概念は注意と行為者性にまで広げられる。知覚、注意、行為者性は、頭蓋という境界の内側から、感覚入力の説明を行う三つの異なる方法なのだ。』
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