檜垣澤家の炎上
永嶋恵美
なんやかんや、本作を完読するのに時間が掛かってしまった。
確かに大著な作品ではあるが、物語は非常に面白く、展開も様々であったにも拘らず、業務過多の為か、其れとも先日の選挙に傾注し、演説などに時間を費やした為か、或いは、この茹だる様な暑さのせいであろうか、、、
本作品は明治末期から大正の「日露戦争」「大逆事件」「明治天皇崩御、乃木希典の殉死」「第一次世界大戦(欧州大戦)」「戦後恐慌」「スペイン風邪」「柳原白蓮の駆け落ち」「関東大震災」…が背景の横濱を代表する商家”檜垣澤商店”の当主の父<檜垣澤要吉>の妾子<高木(檜垣澤)かな子>が主人公の物語である。
<かな子>は母の死別から檜垣澤家にお世話になるのだが、要吉の本妻<スエ>、その娘の<花><初>花の娘<郁乃><珠代><雪江>との諍いやら、駆け引きなどで翻弄されていく。
ミステリー要素も潤沢に盛り込まれ引き込まれていった。
100年前ではあるが、「スペイン風邪」そして「関東大震災」の描写が痛々しい。。
最後の震災で焼け野原になった横濱の場面で「晴顕(張景秋)」が美しい。そして翁の<西原>。。。
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檜垣澤家の炎上







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