すみれ荘ファミリア
凪良ゆう
2021年5月発行の本作品。
すみれ荘という下宿所の管理人<和久井一悟>と住人<玉城ミ美寿々><上郷青子><平光隼人>。そして自転車で当たり屋をしてきた。<芥一二三(斎藤央二)>、一悟の母親<悦美>その彼氏<三上>達、、”表の顔”と”裏の顔”が解明され作品が進行してゆく。
「水のシャワーをかざして、芥は夏の空気に虹を作りながら同じことを言った。七色の虹を眺めながら、自分もそうかもしれないと思った。ただの水の屈折でそこにはないものなのに、多くの人の目に同じ夢幻を映すもの。愛によく似ている。」
過去の記憶に縋る想いの寂寥感が心打たれた。
結末は大団円の様相だったがかなり余韻を引きずった。
巻末の”あとがき”の後の『表面張力』も良かった!
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