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癒し 新しいこと

アドルフに告ぐ

アドルフに告ぐ
アドルフに告ぐ
手塚治虫

1983/1~85/5まで週刊文春に連載された無論の”手塚治虫漫画”である。
第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台にした3人(アドルフ・ヒットラー、アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミル)の『アドルフ』のたどった物語である。
物語は1936年、ベルリンオリンピックに取材に来た<峠草平>から始まり、『ヒットラーにユダヤ人の血がまじっているという出生の秘密を明かすもの』(当時、その説はあったらしいが、現在、研究により本当ではないという事が濃厚らしい。。。)の証拠を手に入れることから始まる。
神戸に住む日本人の母と熱心なナチスの父との子”アドルフ・カウフマン”とユダヤ人の<アドルフ・カミル>とは幼友達だ。
時代が進むにつれ状況が違う2人の『アドルフ』は全く逆方向に流れていくのだが、何故か繋がってしまう。
世界大戦が終わってもなお、パレスチナでイスラエルとパレスチナゲリラで袂を分かつ。

勿論、戦争の記憶はない。なので、如何に残酷か、悲惨かは想像を浮かべる事は出来るが、現実はそれ以上でそんなものではないだろう。
現在も様々な思想があり、様々な闘争が繰り広げられている。
其々お互いが”正義”なのだ。肯定は絶対にしないが、先人達の誇りは否定したくはない。
無思慮になってはならない。
広く伝播させていかなくてはならない作品である。

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