君が手にするはずだった黄金について
小川哲
『君のクイズ』から暫く経っての書見。
2023/10/20に発行され自分は本作品の方が好みだ。(直近で読んだ為か。。にしても非常に面白い!)
「プロローグ」「三月十日」「小説家の鏡」「君が手にするはずだった黄金について」「偽物」「受賞エッセイ」の短編集に見える作品だが、主人公は小説家”小川”として身の周りの事が書かれていて繋がった物語の様な感覚にさせた。
「三月十日」の震災の前日、当日は同じ1日であるが、前日の事は思い出されないし、その他無数の1日も確かな記憶の方が明らかに少ない。
侵略戦争の当事者にありがちな様に、自国の歴史も改竄し、またありがちな事だが、改竄の事実すら消そうとしているものが存在している。
「小説家の鏡」の《オーラリーディング》は【欺瞞と誠実さを必要としているー嘘に対して誠実に向き合う。】と感服した。
「君が手にするはずだった黄金について」「偽物」も現在のネット社会での承認欲求の在り方、認め方、閑却の仕方、、など考えさせる内容だ。
一貫して”小説家 小川哲”として葛藤している所が素的であり、そんな”小説家”を恭敬する。
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君が手にするはずだった黄金について







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