あなたが消えた夜に
中村文則
やはりこの人の本は面白い。
物語が進めていくうちに、高揚感、緊張感がある。
本作は【連続通り魔殺人事件の”コートの男”】の話。
3部構成になっており、それぞれの章で目線が変わっていく
中島、小橋のもっと深層も描写して欲しかった部分はあるが、、、
無意識の衝動、愛情の嫉妬、憎悪、などが事件の解決と共に浮き出されていく。
推理小説っぽいが、この作者の作品は哲学書を読んでいる気分すらする。
今回は哲学者プラトンの
「善人とは悪人が現実に行っていることを夢にみて満足している人間である」
などの言葉が綴られている。
相変わらず「人間の細胞は生まれ変わる」件は健在で、もうこれは『中村文則節』だ。緊張感の中に微笑ましい所も好きだ。
(教団Xと同時期に書かれた作品らしい)
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あなたが消えた夜に







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